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くりはら田園鉄道 若柳駅で  〔宮城県〕
c151

Painter9.5 使用ブラシ(バリアント):
 パステル(X-ソフトパステル2~20)、ティント(標準円形)


3月末で廃線となってしまった宮城県の「くりでん」こと、くりはら田園鉄道。
若柳駅構内に留置されていた、くりでんの前身・栗原電鉄時代の
C151という車両を描きました。

元々は僕の地元関西を走る京阪電車の木造の車両だったのを鋼体化したものだそうで、
はるばる宮城まで行ってこの車両と出会った不思議な縁みたいなものを感じました。
コイツが元気に走っていた頃の姿を見てみたかったです。

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それにしても、2月に訪れた鹿島鉄道、そしてこの くりはら田園鉄道がいよいよ本当に廃線になってしまった。
沿線の人にとって昨日まで当たり前のようにあったものがなくなるのはどんな気分だろう。
「通行量が少な過ぎるんで、明日でこの道路は廃止します」
なんてことは多分ないから、クルマ社会の現在ではその喪失感が分かる人は少ないんじゃないだろうか。
いや、鉄路と道路を一緒にするのは強引すぎるか。

急に獲り憑かれたように電車好きになって、まず考えたのが、幼い頃の微かな記憶の中の京都市電を追体験するために、全国にまだ生き残っている路面電車に乗りに行くこと。
加えて、嵐電や叡電みたいな、地元の人々の足となっているローカルの私鉄にも乗りたい。
それで色々調べると、思った以上に日本中あちこちにある(ように見えた)ので、暇を見つけてはボチボチ巡る旅をしようと呑気に考えていたのに、今のところ「廃線になるから是が非でも乗っておこう」という全然余裕のないものになってしまった。

でも実際こうして無理をして乗りに行って、結果的には良かったと思える。
何となく電車が好き、だったために、昨年暮れまで富山~岐阜間を走っていた神岡鉄道のことすら知らず、もう僕はどう逆立ちしたって二度と神岡鉄道に乗れないしその車窓風景も味わうことが叶わないハメになってしまったからだ。
そんな思いをするぐらいなら、電車に乗るためだけに頑張って遠出しようと思える。
筋金入りの鉄道ファンからすればお笑い種の言い回しかもしれないけど。

ただ、廃線間近ということで鹿島鉄道もくりでんも、やはりとんでもない数の人が集まっていた。
地元京都にしたって、名所よりどこだか分からない街角を描きたがる僕のような人間は、ローカル私鉄にどこか鄙びた、都合のいいローカルな風景みたいなものを求めてる面があって、こんな通勤ラッシュとか何かのアトラクションの乗車待ちの行列のようなものに加わりたいワケじゃない、と感じるところもあり、その辺の折り合いをどうつけるかや、そもそも人影もまばらで明日にも失くなりそうな風情の鉄道だから廃線という憂き目に合うワケで、対象を追い求める動機から間違ってるんじゃないかとか、早くも僕の電車旅は壁にブチ当たっている。
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デンシャ旅 | Comments(10)
□ コメント
温かい
でもやっぱり哀愁漂う、良い絵ですねぇ。

私の住む北海道も、JRとは別の路線が相次いで閉鎖されてきた歴史があって、公共交通機関がどんどん不便になってきてしまっています。

昨日、みのさんが朝の番組で「夕張の人は隣の市まで車で1時間半ぐらいかけて通勤してまで頑張れないのか」というような話をしていたのですが、冬場に閉ざされ、列車でさえ動かないときも発生する北海道の通勤は、都会の電車通勤とは全く違うのです。

冬の通勤なんて、場合によっては命がけですもの。
雪かきもしなくちゃならないし。
でも、運動不足解消にはもってこいなんですけどね。

あ、話がそれちゃいました。
ごめんなさい。
2007-04-04 水 | URL | こあら #- [ 編集]
はじめまして!
 「くりはら」というキーワードでブログ検索の結果、こちらのサイトへやってまいりました。
 「くりでん」の雰囲気が伝わってくるイラストですね。
 当方のブログに、C151が現役で活躍していた頃の画像をアップしました。
 お時間がありましたら、ご覧下さい。
2007-04-05 木 | URL | 二枚橋 好摩 #hDTnLW5s [ 編集]
ほんま、Kyo-toさんが今のうちに描いといてくれてはるのは、幸いなことですよ。

廃線といえば、父の実家が福岡県田川郡にあったのですが、遊びに行く度に乗った国鉄の大赤字ローカル線である添田線は寂しく廃止になりました。写真撮る人はいたかも知れんけど、絵を残した人はいてはらへんのやないかと思てます。そやから、Kyo-toさんみたいな絵描きさんは貴重なんですわ。

添田線が廃線になる前は、「電車とちゃうし、本数も多くないし、単線やし、のろいし、不便や。」と思てましたが、そういう悪い心構えの乗客がいるから、廃線になるんですね。もっと大切に思わなあかんかったな、と反省してます。地元の人間ではなかったけど。

それにひきかえ、京都の市電が廃止されたときは、ハラ立ちました。よく乗ったし、ほんまに好きやったから。お年寄りは(京都には多い)、バスではかわいそうや、思いましたよ。でも、政治的な流れには誰も逆らえんかった。

へええ、京阪であんなんが走ってたんですね。宇治線か交野線あたりかな。なんか、懐かしい雰囲気ですね。
2007-04-05 木 | URL | 浄土寺のねぎ坊主 #- [ 編集]
哀愁背負ってますね
哀愁漂う電車ですね。
廃線になる哀しさもいっしょに乗せて走ってます。

夫が、この絵を見て「懐かしい電車」とコメントしました。
「京阪だったらしいよ」と言うと「あ、やっぱり!」と・・・。

さすが、京都生まれ。

なんか、浪漫あっていいなぁ。と思ってしまいます。
旅の動機が。

「何かのアトラクションの乗車待ちの行列のようなものに加わりたいワケじゃない」
という表現、わかる気がします。
私も、そうなっている列を見ると「あーあ」って思っちゃいます。きっと。

あと、「浄土寺のねぎ坊主」さんのお父様が田川の出身というのでちょっと反応してしまいました。
田川は「市」の方に仲のいい友達が居ますが、「郡」の方は新車買うにも車庫証明が要らないんだと聴きました。
羨ましくのどかなところらしいです。
私はまだ一度も行ったことがないけど、きっと井上陽水さんの「少年時代」のような景色のところなんだろーなー。と・・・。

このサイトで鉄道の絵を見るたびに、思うんです。
今度地元に帰る事があったら、あの、地元の鄙びたムードタップリの筑豊本線に乗ってみようと・・・。

2007-04-06 金 | URL | へから夫人 #no8j9Kzg [ 編集]
Re:こあらさん、二枚橋 好摩さん、浄土寺のねぎ坊主さん、へから夫人さん
>こあらさん
そうですか、やはり雪の問題は切実なんですね。
北海道も、ちょうど1年前まで走ってた「北海道ちほく銀河鉄道」が廃線になったんですね…。
時代の流れ、で片付けるには寂しすぎますよ。
僕にとって北海道は未踏の地なんですが、
札幌&函館市電に乗りに必ず行きます。

>二枚橋 好摩さん
どうもありがとうございました。
貴重な写真を見ることができて嬉しかったです。
この雨ざらしのC151はじめ、電化時代の車両たちの今後の行方が気になります…。

>浄土寺のねぎ坊主さん
添田線、きっと僕が描きたかったような風景が広がる路線だったんでしょうね。
経済(に限らず)効率優先の合理化が正義、みたいな今の世情では
ローカル路線・鉄道の生き残る余地は
ますます無くなって行く一方なんでしょうね。
でも僕は1時間に1本の電車を待つ時間とか、駅以外では乗り降り出来ないという
電車のある種の不条理さみたいなものとか
そういう部分に今の日本人が置き忘れたものがある気がします(大ゲサ)。

ところで、ねぎ坊主さんの次にコメントされた
「へから夫人さん」という方が福岡出身だそうですよ。

>へから夫人さん
絵の説明がちょっと足りてませんでした。
このC151という車両は文字通りの電車で、
平成7年の非電化以降はお役御免となり、
僕が見たこの光景も、動かなくなった電車の姿なのです。

旅の動機、ちょっとカッコつけて書いてますねこれ(苦笑)。
何だかんだ言っても電車に乗るのが好きなんでしょう僕は。

筑豊といえば、こないだCS旅チャンネルの
「全国チンチン電車紀行」という番組で
筑豊電気鉄道が取り上げられてましたよ。
僕も必ず乗りに行きます。
2007-04-07 土 | URL | Kyo-to #Ytk3Wfxk [ 編集]
市電は良いですよ♪
札幌の市電には高校時代に、函館の市電には去年6月の新婚ドライブ旅行で行った際、初めて乗りました。
やっぱり、電車特有の車窓からの風景って魅力的ですよね♪
ぜひぜひ本道上陸、お待ち申し上げております。
2007-04-07 土 | URL | こあら #QN8tWo2o [ 編集]
この度は、拙ブログへおいでいただきありがとうございます。

ところで、イラストのC151についてですが、この車輌が京阪神急行から栗原電鉄へやってきたのは昭和31年のことだそうです(調べてみました)。
当時は大正12年にアルナ工機で製造された木製車体だったそうですが、その後鋼体化改造を受けて現在の外観になっています。
ただ、新製時の姿がWebでは見つかりません。。
ちなみにC152は栗原市内で保存されているとのこと。

>kyo-toさん
旅の動機なんて、なんでもいいと思うのです。
「田舎の電車に乗りたい」でも「お伊勢参りに行く」でも、なんでもいいんです、きっと。
多くの鉄道ファン(乗り鉄や撮り鉄)は、「そこに列車が走っているから行く」という、単純な理由ででかけます。

旅の目的や手段に矛盾を感じることもあるでしょうけれど、それは旅で得られる物と比べたら小さな事柄です。
時間の許す限り、あちこちの列車に乗ってください。
kyo-toさんのイメージ通りの風景は、まだまだ各地に残っていることでしょう。

手始めに岩泉線をオススメします・・・<上級者コース。。
2007-04-08 日 | URL | 二枚橋 #hDTnLW5s [ 編集]
へから夫人さん、はじめまして。父は京都には大学に通うために来て、そのまま居着いてしまいました。地元で眼科と内科を開業していた叔父たちに会うため、毎夏「帰省」するのが楽しみでした。叔父叔母たちが大歓迎してくれたし、テレビで、京都では放送してへんコマーシャル(ばってん荒川など)もやってたし、釣りに連れていってもらえたし、家庭菜園で取れたての料理作ってくれたし、楽しい思い出ばかりです。

自分は、田川市は行ったことないんですよ。郡のほうは、確かにのどかです。添田線といえば、京都に帰る新幹線の切符を買いに駅に行ったら、「名前は?」と聞かれて、姓を名乗ると、「眼科?内科?」と矢継ぎ早に質問が飛んできて、面喰らったことがあります。なんで、新幹線の切符買うのに名前や出自を聞かれんねん?と、思いましたが、ローカル線のええとこは、そういう家族的な雰囲気でしたね。

鉄道は汽車や電車に、そういう地元の魂が乗り移ったもんですね。Kyo-toさんが描かはる絵は、そういう背後にあるもんが、よく出てると思います。
2007-04-08 日 | URL | 浄土寺のねぎ坊主 #- [ 編集]
宮城に住んでいながらくり電の廃線には、恥ずかしいことに
全く無関心でした。Kyo-toさんの記事や新聞読んで
ああそういえばというくらいでしたから・・・
自分の実家のあるところには1時間に1本のローカル線が
走ってるのですが、子供の頃はいつも満員で数両で走ってたんです。
それが今では1~2両くらいでお客さんも少なく閑散としています。
車社会だから当然と言えば当然で・・・でも車も運転できない老人は
どうしたらいいのかと、そう思うと大事な足なんです。
駅員も数人いたのが、今では1人。いずれ無人になっちゃうのかなあ、
さびしいかぎりです。地方都市では駅前の空洞化という問題も
もあるし・・・そういった動きは街のカタチさえも変えていってしまって。
それって弱者にとっていい方向に進んでいるのか
とても難しい問題ですね。
いい方向に進んでいけばいいんだけどなあ~
2007-04-08 日 | URL | かくさん #eHH0iDmw [ 編集]
Re:こあらさん、二枚橋さん、浄土寺のねぎ坊主さん、かくさん
>こあらさん
飛行機が怖くて乗れない僕は北海道へどう上陸するかが大問題ですが(苦笑)必ず行きますよ。
釧網本線(だったかな)のSLにも乗ってみたいなぁ…。

>二枚橋さん
栗原電鉄車両の詳細な情報、ありがとうございます!
それに「旅で得られる物と比べたら小さな事柄」…
言われてみればホントにそうだと思いました。
今まで色々行ったつもりになってた日本も
鉄道を軸に見直すと、まだまだ未知の広大な国に見えて来たんですよ。
今年のまだたった3回の旅でもたくさんの物を得た気がします。

>浄土寺のねぎ坊主さん
「鉄道は汽車や電車に、そういう地元の魂が乗り移ったもんですね」
っていう一節、そこまで考えて絵を描いていたワケじゃなかったんですが
嬉しいというか、そうであって欲しいなぁと思いました。

話は変わりますが転居でネット中断してしまうため、
京都の絵を描く約束が先延ばしになってしまうことをお詫びします。

>かくさん
そうなんです、宮城まで行きましたよ僕。
仙台は大きな都市でしたね。実感しました。
僕がくりでんに乗りに行った日はNHK宮城放送局の取材陣が来られてました。
聞けば宮城県内だけの放送だそうで、番組はもう流れたんでしょうか…。

今年、廃線になる路線を2つ乗ったんですが、
どちらも路線と平行して幹線道路が走ってたり、
有人駅が3つ程度、主な利用客は学生さんや老人といった交通弱者、などの共通点を感じました。
時代の流れからますますこういう鉄道路線が増えてくと予想できるんですが
僕も無くなってくものをただ悲しんでるより
何か発展的な発想ができればいいんですけどね…。
2007-04-10 火 | URL | Kyo-to #Ytk3Wfxk [ 編集]
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PROFILE

Kyo-to (キョート)

  • author: Kyo-to (キョート)
  • 京都出身/在住のシロート絵描き。
    こちらで『Kyo-to画(キョートガ)』という、パソコンで描いた京都の風景画主体のHPをやってます。
    が、最近やたら電車好きに。
    使用ソフトはPainter IX.5。

    ※絵をクリックするとオリジナルサイズで表示されます。
    個人的な保存は構いませんが、無断転載等は勘弁してください。

    [プロフPhoto by micoちん]
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