FC2ブログ
九州デンシャ旅 【その9】  長崎の街  〔長崎県〕
nagasaki
Painter9.5 使用ブラシ(バリアント):
 線=コンテ(先細コンテ2.5)
 色=ペン(べた塗り)
 +フォーカス(被写界深度)


平和公園のエリアをあとに、再び路面電車に乗る。
全ての電停に降りる案は既に挫折したので、全線制覇に変更。といっても長崎電軌は4系統・計11.5kmの短い路線なので、乗りつくす行為に疑問さえ感じなければ誰でも可能なことだ。
そうしてまずは3号系統を赤迫(あかさこ)から折り返し、蛍茶屋へ向かっていると、公会堂前のすごい人だかりが目に入った。観光のための予備知識をまったく仕入れず来たので知らなかったが、「長崎くんち」の「龍踊(じゃおどり)」だった。
k-29
長崎駅前から割と好みのお姉さんが、満員でもないのにナゼか僕の隣が空くと詰めて座ってきたので ものすごく悩んだのだが、こんなチャンスを逃すのはバカだ!と、意を決して龍踊を見るために公会堂前で降りた。僕はバカだろうか。
長崎くんちは360年も続く、10月7~9日の3日間にわたる秋の大祭だそうだが、理屈抜きにやっぱり祭りはいい。血が騒ぐ。今年の京都の三大祭のクライマックスは平日開催だったのでどれも見れなかったが、東京では浅草の三社祭、そしてこの長崎くんちと旅先で思いがけず大きな祭りに遭遇できて嬉しい。

そんな風に、何か気になるものを見つけては電停で降りながら全線制覇も達成し、半日ほどかけて長崎の市内を巡った。大抵の観光名所は電停から歩いてすぐのところにあるので、観光のための市内移動にも路面電車はうってつけだと改めて感じたが、それでも半日は短すぎた。
k-30
長崎の人は怒らないでほしいのだけど、今回、長崎駅に降り立って最初に街を目にした時の印象は、「何かエラいゴチャゴチャして、変な街やな…」というものだった。新しいもの古いもの、和・洋・中、デンシャの色さえ統一感がなく、とにかく何でも一緒くたで、それがそんなに広くない山間の港町にひしめいているのでそんな風に感じてしまったのだ。
でも帰る頃には、それこそが長崎の魅力だと感じるようになっていた。歴史的に見ても、江戸時代の鎖国政策下でも唯一「異国」との交わりがあり、京都のように慣習が伝統が、などとのたまう暇もなく何でも取り込まざるをえなかった故の「生きる力」みたいなものが長崎の人には今も備わっているようで、それが街の姿に現れている気がしたからだ。
k-31

ちなみに今回の絵は、石橋電停からすぐの、グラバー園へ向かう斜面を昇降するエレベーター「グラバースカイロード」を昇りきったところから見た長崎の街。

(つづく 次回ようやく最終回)



スポンサーサイト



デンシャ旅 | Comments(9)
PROFILE

Kyo-to (キョート)

  • author: Kyo-to (キョート)
  • 京都出身/在住のシロート絵描き。
    こちらで『Kyo-to画(キョートガ)』という、パソコンで描いた京都の風景画主体のHPをやってます。
    が、最近やたら電車好きに。
    使用ソフトはPainter IX.5。

    ※絵をクリックするとオリジナルサイズで表示されます。
    個人的な保存は構いませんが、無断転載等は勘弁してください。

    [プロフPhoto by micoちん]
  • RSS
Calender
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
10月 « 2007/11 » 12月
Search
Search this site.