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九州デンシャ旅 【その3】  大宰府・観世音寺の巨大馬頭観音!  〔福岡県〕
batou
Painter9.5 使用ブラシ(バリアント):
 線=コンテ(先細コンテ2.5)
 色=ティント(標準円形)
 +ドロップシャドウ


13:11、JR黒崎駅から再び鹿児島本線の列車に乗り、博多へ。
デンシャ=鉄道と並ぶ、今の僕の大きな興味の対象、それは「仏像」
愛読書『見仏記』第1巻で夢見た、大宰府・観世音寺の巨大馬頭(ばとう)観音!
ついに今日、これから会いに行くのだ。
見仏記 (角川文庫)見仏記 (角川文庫)
(1997/06)
いとう せいこう、みうら じゅん

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せっかくだから西日本鉄道にも乗ってみたいので、博多からは地下鉄で天神、西鉄福岡(天神)駅から天神大牟田線に。こっちでいうと近鉄京都線のような雰囲気の路線だったが、乗り込んだ「特急」は特急券の要らない京阪スタイルだった。
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あっという間に西鉄二日市。大宰府線に乗り換えてひと駅の西鉄五条で下車。
念のため駅員さんに道を尋ねると、マップをくれた上に親切に教えてくれた。元々まったく方向オンチではない僕だが、おかげで確実に歩けて5~6分で観世音寺に着いた。
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もうてっきり門前町の広がるような大伽藍を想像していたのだけれど、
門も土塀もない、近所のお宮さん的な佇まいに拍子抜けした。
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本堂もちんまりしていて、目当ての仏像は宝蔵にあると「見仏記」で知ってはいるものの、
本当にココがはるばる京都から目指した観世音寺なのかと多少不安になる。
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宝蔵の拝観料500円を払い、中へ。数年前から集め始めた朱印(どこでも300円)も一緒にお願いして
いよいよ階段を上がると、果たしてそれは居た。というか、そびえ立っていた。

いくら像高5mだのデカいだの書いても、己の目で実感・体感しないとダメだ。今回も一応絵にはしてみたけど、こんなものじゃ何も伝わらないだろう。僕も来てみて本当の凄さが分かった。圧倒された。
馬頭観音の両脇にも同様にデカい十一面と不空羂索(ふくうけんざく)観音。壮観だ。
他にも、以前京都国立博物館の企画展で見た大黒天や、「見仏記」でも触れられているカッコいい兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)など、マニア垂涎のブツ(仏像)が目白押しで、時の経つのを忘れる。人影も絶えないし、しまいには団体客までやってきた。

帰る間際、頼んでいた朱印帳を受け取る時に受付のオッちゃんに「素晴らしいのがいっぱいですね」と興奮気味に語りかけると、いくぶん誇らしげにニコニコとしながらも「ここの仏像は指定が重文だから国宝に比べ修繕費など国から出る金額が低くて苦労する、九州は京都や奈良とは地元行政の待遇からして違う」などと思わぬ方向に話が拡がった。要するに、仏像の世界では九州は田舎だ、というようなことらしい。
あまり何度も「京都や奈良(の恵まれた環境)みたいに…」と口の端にのぼるので、ついに「京都から来た」とは言いそびれてしまった。

確かにかつては政治・文化の中心だった京都・奈良ではあるけれど、住人の僕にしたって貴重で有名なブツをすぐ見に行ける、ぐらいの恵みは感じていたものの、「見仏記」で いとう氏も幾度となく論じていた「中央」という概念と、執念に近い「地方」の人の思いをここで痛感させられるとは思いもよらなかった。
観世音寺。馬頭観音の大きさだけでなく、訪れる価値もとても大きな場所だった。
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しかし、またもや時間の関係で、目と鼻の先の太宰府天満宮や大宰府跡などに寄れなかったのも大きな心残りとなった。これから僕は佐賀県を経て、今夜の宿のある長崎県へ向かわねばならない。福岡で一泊するべきだったな…。

(つづく)

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ブツ(仏 )画 | Comments(5)
PROFILE

Kyo-to (キョート)

  • author: Kyo-to (キョート)
  • 京都出身/在住のシロート絵描き。
    こちらで『Kyo-to画(キョートガ)』という、パソコンで描いた京都の風景画主体のHPをやってます。
    が、最近やたら電車好きに。
    使用ソフトはPainter IX.5。

    ※絵をクリックするとオリジナルサイズで表示されます。
    個人的な保存は構いませんが、無断転載等は勘弁してください。

    [プロフPhoto by micoちん]
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